ギラヴァンツ北九州が、関東でアウェイ戦。
これは行かねば、ということでプチ遠征してきました。
台風が近づいていた
2026年9月20日(日)17時、相模原ギオンスタジアム。明治安田J3リーグ第7節、SC相模原戦です。
この日は台風25号が接近中で、関東一円が雨模様。時折強くなる雨と風が、試合を左右しそうな予感がしていました。
公式記録は雨、気温21.7℃、湿度90%。主審は菊池俊吾さん。
相模原さんはこの日、悪天候のためにイベントやブースの一部を中止・変更していました。それくらいの降りでした。
そんな中でも、ギラヴァンツ北九州サポーター、多数終結してましたよ。
ゴール裏はもちろんですが、私含め、バックスタンドにも黄色と赤のユニやタオルマフラーがチラホラといらっしゃいました。
加入4日目の安光将作が、いきなり先発
先発メンバーを見て、おっと思いました。
加入したばかりの安光将作が、早速の先発入りです。背番号20、左サイドバック。
加入が発表されたのは9月16日。つまり、この試合の4日前です。RB大宮アルディージャからの期限付き移籍で、法政大学からカターレ富山、大宮、そしてまた富山と歩いてきた26歳。
この試合が、北九州でのデビュー戦でした。期待度、大です。
布陣は4-4-2。GK大谷幸輝、最終ラインは安光将作・神橋良汰・横窪皇太・福森健太。中盤に吉長真優、坂下湧太郎、平松昇、髙橋大悟。前に高昇辰と吉田晃盛。
入りは悪くない
立ち上がりの北九州は、悪くありませんでした。
相手陣内にきちんと攻め込めているし、シュートも打てている。前半のうちに一点、取っておきたいところだな、と思いながら見ていました。
29分、高昇辰。左サイドを崩し切った
そんなことを考えていた29分でした。
左サイドを崩して、安光将作が抜け出す。マイナスの折り返しに、高昇辰が合わせました。低い弾道のボールが、ゴール右下へ。
スタンドで声が出ました。良い時間帯に、先制できた。
この場面、あとで高昇辰本人がこう振り返っています。
「いい形で左サイドを崩して、安くん(安光将作選手)が抜け出してくれました。ニアを狙っていこうという中で、前で潰れてくれた人たちがいたおかげでマイナスが空いていました。安くんもうまく見てくれて、タッチもうまく決まったので、あとは流し込めたと思います」
「前で潰れてくれた人たち」。自分のゴールを語るのに、まず味方の名前が出てくるところが良いなと思いました。
前半は1-0のまま終了。悪くない折り返しです。
49分、安光将作。こぼれ球に反応した
後半開始から、相模原がカードを1枚切ってきました。押し返しにくる時間帯です。
しかーし!
後半4分、49分。吉長真優がペナルティエリアの外から放ったシュートを、相模原のGK金珉浩がセーブ。そのこぼれ球に反応したのが、安光将作でした。右足で、ゴール右下へ。
デビュー戦で、1アシスト・1ゴール。先発起用に、これ以上ない形で応えました。
「コースが見えていたわけではないですが、思い切って振ろうと思って振ったら入ってくれたので良かったと思います」
この2点目が、大きかった
0-2。
この追加点で、会場の空気が変わったのを感じました。今日は北九州の流れの日なのかな、という空気です。
1点差だと、何が起きるか分からない。でも2点差なら、相手は2回決めないといけない。この差は、見ている側の心拍数にもはっきり表れます。
そして私は、後半40分でスタジアムを出た
ここで、正直に書いておきます。
帰りのバスの時間が気になって、後半40分でスタジアムを後にしました。
多分大丈夫!と信じて。
これが、この日スタジアムで撮った最後の写真です。0-2のまま、止まっています。
そして90分、相模原の前田泰良にペナルティエリアの外から決められて1点差。71分に途中出場していた選手でした。
スマホで知ったときは、さすがに「うわっ」と声が出ました。
それでも、そのまま逃げ切り。相模原 1-2 北九州。
ようやくの、リーグ戦初勝利
開幕から0勝3分3敗ときて、7試合目でつかんだリーグ戦初勝利です。
やはり、2点差をつけることができたのが大きかったと思います。1点しか取れていなければ、90分の失点で追いつかれていた。
田中遼太郎監督の総括は、こうでした。
「雨が降っている中で北九州からたくさんのサポーターの方に駆けつけていただきました。また、北九州のサポーターだけではなく相模原さんのサポーターの方、サッカーを見に来た子どもたち、運営してくださっている皆さんも含めて、試合ができたことをとても感謝しています」
「相模原さんのスタイル、強みがあってそこに我々が屈しないように準備してきたものが、少しは出せたと思います」
「スタッフも常に選手たちを励ましてサポートして、成長を促してくれています。みんなでつかんだ勝利だと思っています」
新加入3人を、同時に起用していた
あとで知ったのですが、この試合で北九州は新加入の3選手を同時に起用していました。先発の安光将作、そして63分から入った原康介と西村真祈です。
その狙いを問われた監督の答えが、良かったんです。
「起爆剤というよりは、ギラヴァンツ北九州の一選手として全員を今週見ました。その中で彼らのいいところ、長所がチームにフィットするだろうなという部分がありました」
「結果的に起爆剤になってくれて良かったです。しかし、彼らはもっともっと活躍してくれると思いますし、その3名が加入してくれたおかげで他の選手たちも非常に燃えて、いい相乗効果になっていると思います」
安光将作「自分を必要としてくれて、信じてくれた」
その安光将作のコメントが、この日いちばん胸に残りました。
「もう勝ちたい、勝つしかないという気持ちでした。僕が来た時が週頭から『もう一回生まれ変わってやろうぜ』というタイミングだったので。そこに自分も加わりたいなと思ってゲームに入りました」
北九州を選んだ決め手を聞かれて、こう答えています。
「自分を必要としてくれて信じてくれたというところです。ここ2年近く、なかなかゲームに出ていない中でも自分の力を信じてオファーをくれたので、必要としてくれるチームのために戦いたいと思って決めました」
2年近く出場機会に恵まれなかった選手が、加入4日でデビューして、1ゴール1アシスト。そしてチームは今季初勝利。
こういうことがあるから、サッカーは見るのをやめられません。
高昇辰は、2試合連続ゴール
もうひとり。高昇辰は前節の鳥取戦に続いて2試合連続ゴールです。
「ゴールを決めることもそうですが、今日意識したのは守備のところでチームに貢献するというところです。前からの守備、セカンドボールを拾うところを意識していました」
「やっと一つ勝てました。ここから勝っていけば乗っていけるチームだと思います。この勢いを1勝でとどまらせずに、チームで気を引き締めて練習から自分がゴールでもプレーでも引っ張っていけるように頑張っていきたいです」
数字で見る、この90分
| 項目 | 相模原 | 北九州 | シュート | 9 | 9 | 枠内シュート | 6 | 5 | ボール支配率 | 47% | 53% | コーナーキック | 9 | 3 | フリーキック | 12 | 19 | 警告 | 2 | 0 |
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数字だけ見ると、ほとんど互角です。コーナーキックは9対3で相模原が上回っていました。
それでも勝ち切れたのは、決めるべきところで決めたから。前節の鳥取戦とは、まさに逆の結果でした。
※シュート数はメディアによって表記が異なります(相模原7・北九州8とするものもあります)。上の表はJ.League公式スタッツの数値です。
15位、勝点6。次はホームで鹿児島
これで7試合を終えて1勝3分3敗、勝点6で15位。得点9、失点15です。
相模原は3勝2分2敗の勝点11で6位。対相模原は、これで通算6勝3分8敗になりました。
次は9月26日(土)17時、ホームのミクニワールドスタジアム北九州で鹿児島ユナイテッドFC戦です。
安光将作も、こう言っていました。
「鹿児島も間違いなくJ3の中では上位のチームだと思うので、今日得た自信もあるし、得た課題もあると思います。また週頭からみんなでいい競争をして勝利を目指して頑張りたいと思います」
ここから始まる、ギラの反撃。次はミクスタで。
この日の記録
| 項目 | 内容 | 大会 | 2026/27 明治安田J3リーグ 第7節 | 日時 | 2026年9月20日(日)17:00 キックオフ | 会場 | 相模原ギオンスタジアム | スコア | SC相模原 1-2 ギラヴァンツ北九州(前半0-1/後半1-1) | 得点(北) | 29分 高昇辰(アシスト:安光将作)/49分 安光将作 | 得点(相) | 90分 前田泰良 | 入場者数 | 1,770人 | 天候 | 雨/21.7℃/湿度90% | 主審 | 菊池俊吾 | 警告 | 58分 佐々木快(相)/65分 棚橋尭士(相) 北九州は警告0・退場なし |
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※監督・選手のコメントは、ギラヴァンツ北九州公式サイトの試合結果ページから引用しています。試合データはJ.League公式の試合ページを参照しました。






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