雨のカンセキとちぎ、高橋大吾のFK炸裂!|栃木 1-2 北九州

思い切った選手の入れ替え

GWの明治安田生命J2リーグは1日(土)・5日(水)・9日(日)と3連戦。2試合目の今節はアウェイ、カンセキスタジアムとちぎに乗り込んで栃木SCと対する一戦。

スタメンを見てみますと、

先発メンバー|2021 J2 第12節 栃木 vs. 北九州

先発メンバー|2021 J2 第12節 栃木 vs. 北九州

先発メンバー
GK 1 吉丸絢梓
DF 4 河野貴志
DF 5 村松航太
DF 22 生駒仁
DF 32 永田拓也
MF 10 髙橋大悟
MF 11 永野雄大
MF 24 前田紘基
MF 36 井澤春輝
FW 13 前川大河
FW 19 平山駿

前節からのスタメン変更は、なんとなんと6人。本村、乾、針谷、六平、新垣、富山が外れて、生駒、永田、井澤、永野、前田、前川が入る布陣。
半数以上のスタメン入れ替え、前田はJ初出場ですしね、思い切ったメンバー構成、これが小林流。

あ、そうそう、チームの中に新型コロナウィルスの感染者が発生してしまいまして、その影響もあったのかもしれません。

今日は生憎の雨ということで、ボールコントロールが難しいかも知れません。ちょっとしたミスが命取りになりそう。

リズムは良くない、でも結果は残す!

前半からテンポよく攻めるのは、栃木。序盤から攻め込まれる展開でしたが、落ち着いて守備をしている印象の北九州。
少しずつ、リズムを取り戻す北九州ではありますが、なかなか決定機には至らず、もどかしい展開が続きました。

そんなこんなの前半25分
北九州のDF陣が自陣でボールを回しているところで、井澤のトラップが長くなったところにプレスを掛けたのは栃木の矢野貴章。そのままボールを奪うと、ドリブルで駆け上がり、ペナルティエリア右に進入して右足でグラウンダーのシュートを放つと、ボールはゴール左へと吸い込まれて、栃木が先制...

この矢野のプレス、ファウルに見えたんだけどな...ま、J2にはVARないしね、仕方がないのですが。

結局、決定的なチャンスというのは栃木が多いまま、1-0の栃木リードで前半終了。

後半開始から河野に代えて本村を投入、早めに仕掛ける、これも小林流。

後半も序盤は栃木ペース。なんとか耐えている北九州の構図は変わらず。
こんなときにゲームを打破できるのはセットプレー!

ということで、後半の14分のゴール前、ペナルティーエリアの少し外、右側という良い位置で北九州のフリーキック。
蹴るのは高橋大吾。左足で直接狙ったシュートは、壁の上を超えて弧を描いて落ちると、ゴールネットを揺らして同点
解説の方も「パーフェクト」と表現されていましたが、高さと言い、起動と言い、ホントに完璧。あのFKは取れるGKいないでしょ!

ここからは一進一退の攻防。でもどちらかというと、栃木ペースの展開だったかなという印象。
GK吉丸、そして北九州のDF陣、よく粘りましたよ。

そして時間は過ぎて行き、後半アディショナルタイム。
このまま同点かな...という空気がスタジアム全体に流れ始めた後半50分の北九州の攻撃。
永田が前線へスルーパスを供給。走り込んだ斧澤が左サイドの敵陣深くからクロスを入れると。ゴール前で待ち構えていたのは、今節は途中出場となった富山。ワントラップから反転し、体制を崩しながらも右足でシュートを放つと栃木のGK反応できず、ボールはゴール右へと吸い込まれて、逆転!!
倒れながらも、ゴールは多分、見えていなかったと思いますけど、シュートを打って決めきる、これが富山! いやぁ、見事でしたよ。

そのまま残り時間、逃げ切って...

試合結果|栃木 1-2 北九州

試合結果|栃木 1-2 北九州

栃木SC 12 ギラヴァンツ北九州(Goal:高橋大吾,富山貴光)

7試合ぶりの2勝目!!いやぁ、長かった。
決して内容は良くない試合でしたが、それでも勝利という結果を得られたこと、大きいと思います。
これが起爆剤となって、連勝してくれることを期待しています。