逆天王山！？浮上するきっかけを掴むのは、どっち？
明治安田生命J2リーグも、第15節。今節は、ホーム、ミニスタに大宮アルディージャを迎え撃つ一戦。
この両チーム、ともに勝ち点11と下位に低迷、この一戦は中位、そして上位へと浮上するきっかけとするためにも、絶対に負けられない戦い。
スタメンを見てみますと．．．
先発メンバー｜2021 J2 第15節 北九州 vs. 大宮
先発メンバー
GK 1 吉丸絢梓
DF 5 村松航太
DF 6 岡村和哉
DF 22 生駒仁
DF 32 永田拓也
MF 10 髙橋大悟
MF 11 永野雄大
MF 14 新垣貴之
MF 17 針谷岳晃
FW 9 狩土名禅
FW 13 前川大河
前節からのスタメン変更は、なんと6人。加藤、本村、前田、井澤、佐藤亮、富山が外れて、吉丸、岡村、針谷、新垣、狩土名、前川が入る布陣。
GKを吉丸に戻しただけでなく、フィールドプレーヤーを半分入れ替えなんて、さすが思い切った起用をする、小林監督らしい采配ですね。
ホームですし、なんとしても勝利を、という強い強い思いが感じられます。
オウンゴールで先制・同点
様子を見ながらの立ち上がりですが、少しずつリズムを掴んでいくのは、アウェイの大宮。
正直なところ、なんで大宮がこんな順位にいるのか、不思議で仕方がないのですが、やはり攻撃力はあります、怖いですよ、大宮。
ゴール前に持って行く力、シュートを打つ力は、正直、大宮の方が上回っていると感じずにはいられませんでした。
でも、ひょんなところから、幸運が訪れます。
前半23分に敵陣浅い位置、右寄りで北九州のFK。
高橋が左足で浮き球をペナルティエリア内へ送ると、戻りながらの対応となったNハスキッチが頭でクリア．．．と思ったら、そのボールがゴール右隅へ吸い込まれて、北九州が先制！
あそこでハスキッチが触らなかったら、北九州の選手のところに落ちていたでしょうし、FKが良かったってことでしょうね。
これで少しは勢いが出て、先制点から10分くらいは北九州が大宮陣内に押し込むシーンもいくらか見られました。
このままリードで前半は終えられるかな、なんて思いが頭をよぎる前半のアディショナルタイムの大宮の攻撃。
味方の縦パスに抜け出した小野が左サイドの敵陣深くから左足でグラウンダーのクロス。ゴール前にNハスキッチが走り込み、その前に北九州DFの村松がクリア．．．しようと思ったら、これがゴール右隅に．．．大宮が同点に追いつく．．．
前半の北九州のオウンゴールと同じで、あそこで村松が触らないと、後ろにいたハスキッチにボールがいくでしょうし、これは致し方なしですね。
で、1-1の同点で折り返し。
久しぶりの複数得点♪
後半に入っても、出だしは大宮のリズム。
やっぱり怖いですよ、大宮アルディージャ．．．
DFもしっかりしていますからね、それをどうやって崩すか、難題ですなぁ．．．
そんなこんなの後半8分の北九州の攻撃。
高橋が自陣からダイレクトで絶妙な浮き球のスルーパス。佐藤亮が左のスペースにフリーで抜け出すと、大宮GKの笠原が前に飛び出していることを確認。ここで佐藤が、落ち着いて敵陣中央の左から左足でゴールに流し込んで、北九州が勝ち越し！
これね、佐藤亮、よく見てましたよ。GK笠原が慌てる感じで、ちょっと足を取られて対応に遅れたんですよね、その隙に落ち着いて、それでいて確実に真っ直ぐなボールをゴールに送り込んだ佐藤、お見事でした。
さらに後半17分の北九州のコーナーキック。蹴るのは針谷。
右足で速いクロスを送ると、ニアサイドで生駒が反応してヘディングシュート。強烈なシュートは笠原の手をはじいてゴールネットに突き刺さり、北九州の追加点。
素早くDFの前に走り込んで、少しコースを変えて後ろに逸らすような形の難しいシュートだったんですけどね、ドンピシャでした。蹴った針谷も、そして見事なヘディングの生駒も、両方凄い！！
なんとかその後、逃げ切りまして．．．
試合結果｜北九州 3-1 大宮
ギラヴァンツ北九州 3–1 大宮アルディージャ（Goal：オウンゴール,佐藤亮,生駒仁）
内容的には大宮の試合だったように思います。でもそんな試合で、決して多くはないチャンスを決めて勝利、これって大きいと思います。
前の2試合が無得点でしたからね、この3ゴールは大きな大きな意味を持つと思います。って、振り返ってみると、3ゴールは今季初♪
そしてようやくのホーム初勝利、いやぁ、嬉しいですねー。
ここから始まる、北九州の反撃！
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